百人一首。
2006年 01月 14日
覚えるのは嫌だけど、意味や時代背景・作者の情報を読むのは好きです。
ちょっとだけ、覚えてる句をご紹介。
これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも あう坂の関 (蝉丸)
意味: これが 京を出て行く人も、帰ってくる人も 知っている人も
知らない人も 出逢ったり別れたりする 逢坂の関なのだなぁ
これのリズムがお気に入り。蝉丸さんは、逢坂の関のほとりに住んでいた隠者だけど・・・お坊さん? あとは、リズムつながりでこれも。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
(藤原家隆)
意味: 風が楢(なら)の葉に吹きそよぐ、このならの小川の夕暮れは、
みそぎの行事だけが、夏であることのしるしなのであるよ。
・・・「みそぎぞ」って何さ? って思ってたら、夏の終わりの日に、川原などで
水により身を清め、罪や穢れを払い落とす神事・・・が「みそぎ」らしいですよ。
で、おまけなんですが、生徒さんにこんなことを言われました。
あのねー、百人一首大会で
「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」だけ
超がんばって、取ったよ!
・・・何でそれだけ? と思うでしょ?
あのですね。
私はどうやら 南海キャンディーズ の しずちゃん に似ているらしく、
その生徒さん、「しづこころなく」 から 「しづ」=「しずちゃん」=「まめ。」という
素晴らしい(?)発想で それだけ 覚えてたみたいですよ。
まぁね、 それがきっかけで百人一首覚えるのっていいと思うんですよ。
でもさぁ・・・
しずちゃんか・・・。
ちなみに、「ひさかたの・・・」の意味は
どうして日の光がのどかな春の日に、落ち着きもなく桜の花は はらはらと
散ってしまうんだろうなぁ (紀友則)
by white-topaz | 2006-01-14 22:03 | 学校のこと | Comments(2)
こんな詩ですか?(*゚∀゚)=3