真面目に考えてみた。   

毎度おなじみ、補習プリントをさせているクラスの
担任の先生が、言ったんですよ。

 担任: 昨日さ、帰りの会でめっちゃ褒めたわけよ。
     英語のプリントを出したAのことを。

まめ。: あーはいはい。Aくんですね。
 担任: すっごい嬉しそうでさ。 めっさ笑顔だったよ。

彼は 『絶対、プリントを出さないだろう!』と思われていた生徒。
第1弾は完全にやる気がなかったのですが、第2弾に入ったら
めっちゃやる気になっていて、2番目に早く出したのです。

担任の先生は、まめ。が何かクラスのことを褒めると
すごく喜んで、すぐクラスに伝えてくれます。
英語のプリントも、ちゃんと提出した生徒を、すごく褒めます。
まめ。が「Aくんが出しましたよー」と言えば、帰りの会で
「Aは偉いじゃんね!」と言って、Aくんをめっさ褒める。

いつでも名前を出していいのかっていうのは、迷うけれど。
会話に戻りますね。

 担任: そう!そしたらさ、その後、Bが私に言ってきたのよ!
      『俺も英語頑張れば、認められるかなー』って。
     今朝も、『自主学習、英語を頑張りました!』って
     言うんだよ~。 かわいいじゃんね~。

まめ。: 何だ。 言ってくれれば、いくらでもプリントをあげるのに。

Bくんは、素直でいいやつなんですけどね。
英語がやっぱり苦手で出来ないんですよ。(苦笑)

その後、授業があったので、Bくんに言いました。

まめ。: Bくん、英語、頑張ってるって言うじゃん。
     今日、自主学習で出したって、担任の先生から聞いたよ。
     何だよ、めっちゃ偉いじゃんか~。


それを聞いた瞬間、Bくんの表情が、パァッと明るくなりました。

Bくん: ほーずら!俺、頑張ってるら!?
まめ。: あはは。 何だよ、言ってくれれば、プリントあげるのに。
Bくん: えっ!? ホント!? 俺、プリント欲しい! やる!
     何だ、もう言っても、くれないかと思った。

まめ。: んなわけないじゃん。やる気があるなら、いくらでもやるさ。




Bくんにしてみれば、担任の先生しか知らないこと(自主学習)を
第3者(まめ。)から褒められた・・・ってことですよね。
間接的に褒められたわけですが、それって、場合によっては
「自分を見てくれている人がいる」 という思いになり
やがては意欲につながると思うんです。

きっかけは 「やらされた」でも、意欲がわけば、大きな変化。
「認められたい」という下心?から始めたことでも、それが
自分自身のため・・・って思えるようになれば、結果的には
いいんじゃないかと。
まめ。はそういう心の変化に、一役買ったのかもしれません。

・・・とするならば。
まめ。って実は、結構すごい人物じゃない?(笑)



こういう生徒を見るのは、実は初めてじゃない。
今までにも、何回かそういう生徒を見たけれど、その瞬間
いつも、言いようのない興奮と緊張が一気に押し寄せる。
今回も、そう。


「まだこの生徒は大丈夫」 という、興奮と。
「失敗したら、後はない」 という、プレッシャー。


この生徒は、まだ 「英語嫌い」 から救えるかもしれない。
可能性があるなら、救ってやりたい。
でも、生徒の期待に応えられなかったら
今までの信頼さえ、一気に崩れる。
それを私が背負って、大丈夫なんだろうか・・・。


いつも、そう思いながら生徒と向き合う。
勿論、負の部分なんか一切出さない。
生徒を不安にさせてはいけないから。
引き受けたからには、最後まで責任は持つつもり。
自分を甘やかすつもりは、一切ない。

だから、こんなところで揺れていてはいけない。
付き纏うこの不安を取り除くために
私を信じてついて来てくれている生徒のために
ひたすら突き進むしかない。
[PR]

by white-topaz | 2010-02-05 23:56 | 考えごと | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://whitetopaz.exblog.jp/tb/12791448
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

<< プリント続き。 即、否定。 >>